『アウトライン・プロセッシングLIFE: アウトライナーで書く「生活」と「人生」』
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ISBN:B07F3KN42K
〜「はじめに」より〜 本書は『アウトライン・プロセッシング入門』および『アウトライナー実践入門』の続編であり、応用編です。 ■ 『アウトライン・プロセッシング入門』は、個人がアウトライナーを使って「文章を書き、考える」ことについての本でした。 個人が「文章を書き、考える」こと。その範囲は、ちょっと考えるよりずっと幅広いものです。物書きや研究者や企画担当者でなくても、私たちは日々の生活の中でいつも「文章を書き、考えて」います。買い物リスト、メール、日記、ブログやSNSへの投稿、電話メモ。それらはすべて、広い意味での「文章を書き、考えること」です。 その意味で、アウトライナーは「文章を書き、考える」ためのツールであると同時に、日々をサポートしてくれる生活ツールでもあります。 ■ アウトライナーの生活ツールとしての側面を直接に形にしたのが、『アウトライン・プロセッシング入門』の中で「生活のアウトライン」、『アウトライナー実践入門』では「ライフ・アウトライン」と呼んでいたアウトラインです。この「生活のアウトライン/ライフ・アウトライン」が本書のテーマです。 「生活のアウトライン/ライフ・アウトライン」は、アウトライナーをタスク管理ツールとして使うことから出発しました。 私にはタスク管理に対する強い苦手意識があります。昔からタスク管理を切実に必要とし、数多くのアプリや手法を試しながら、使いこなせたことがなかったのです。 アウトライナーフリークである私にとっては、タスク管理にアウトライナーを使うことは自然なことでした。 タスクをアウトライン・プロセッシングしながら学んだことは、タスクを扱うためには「タスク」を扱うだけではすまないということです。そしてタスクを扱うことは、まさに「文章を書き、考える」ことだということです。 だから、本書はタスク管理の話から始まっていますが、やはりアウトライナーの、そしてアウトライン・プロセッシングの本なのです。 ====本書の目次==== はじめに 本編の前に……アウトライン・プロセッシングミニ入門 アウトライン、アウトライナー、アウトライン・プロセッシング アウトライン・プロセッシングの技法 Part 1 アウトライナーフリーク的タスク管理論 1.1 タスクを扱うツール 1.2 タスクからDOへ Part 2 DOの全体像をクリアにする「ALL」 2.1 ALLの構造を探る(1) 2.2 ALLの構造を探る(2) Part 3 今日をクリアにする「DAYS」 3.1 DAYSの構造を探る(1) 3.2 変化する優先順位を扱う 3.3 行動するためのブレイクダウン 3.4 DAYSの構造を探る(2) 3.5 DAYSの構造を探る(3) Part 4 アウトライナーフリーク的タスク管理論・追記 4.1 レビューについて 4.2 目標について Part 5 アウトライナーフリーク的「重要なこと」 5.1 「重要なこと」と優先順位 5.2 「重要なこと」を決める 5.3 空虚な言葉、リアルな言葉 Part 6 「重要なこと」をクリアにする「BE」と「AS」 6.1 リアルな言葉(1) フリーライティング「人生で重要だと思っていること」 6.2 リアルな言葉(2) フリーライティング「人生で重要なことに関係する風景」 6.3 リアルな言葉(3) フリーライティング「欲しいもの、手に入れたいもの」 6.4 リアルな言葉(4) 流れていく思考を巻き取る 6.5 BEとASの構造 6.6 優先順位、再び Part 7 「DOのアウトライン」から「ライフのアウトライン」へ CLEAR(2018) CLEAR(2018)の構造 DAYS ALL BE AS アウトライン・プロセッシングLIFE 巻末 おわりに 本書のアウトライン・プロセッシング 自由なアウトライン・プロセッシングのためのアウトライナー(2018編)